cage

ジョン・ケージはポップになるのか?

「ケージ的なるもの」への挑戦

「ケージとはこうあるべきだ」というイメージがそもそもケージ的ではない

macaroomの新しいプロジェクト「cage out」は、ジョン・ケージの楽譜を忠実に再現する試みです。「全く演奏しない曲」として有名な『4分33秒』など、ケージは難解で捉えどころのないイメージがあります。しかしmacaroomはケージの曲をポップに演奏することにきめました。なぜなら、ケージの楽譜はその解釈の仕方によってはポップになり得るからです。

本来ジョン・ケージは楽譜の様々な解釈を望んでいました。しかし演奏家は「ケージ演奏はこうあるべきだ」というイメージにとらわれています。結果的に、本来自由であるはずの楽譜は、ひとつの型にハマってしまうのです。自由な解釈をのぞんでいたケージの曲を「こうあるべき」と決めつけるのは、矛盾しています。そういった「ケージ的なるもの」から脱出する試みが「cage out」なのです。



music
cage-
Is this ?
to understand.
Opposition to

Work by

現代音楽はポップになるか?

その境界線はどこにある?

なぜ現代音楽は難解なイメージがあるのでしょうか? それはもしかしたら、私たちの思い過ごしかもしれません。現代音楽と同じようなことをしているのに、そういわれない人たちもいます。機械が歌う「ボーカロイド」、熱狂的な「ジャパノイズ」、複雑なリズムの「マスロック」、そしてmacaroomのような最先端科学を用いる「エレクトロニカ」。なぜ彼らに難解なイメージはないのでしょう?

またその逆もあります。スティーブ・ライヒは難解でしょうか? 映画音楽には現代音楽の手法が多く使われていますが、その映画は難解でしょうか? 『ごっつええ感じ』が不条理演劇といわれないように、『キル・ビル』が実験映像といわれないように、きゃりーぱみゅぱみゅがポストモダンといわれないように、前衛とそうでないものの境界線はただの錯覚に過ぎないのです。

Adviser

プロジェクトのアドバイザー

川島素晴

国立音楽大学准教授・作曲家

このプロジェクトは現代音楽の作曲家、川島素晴さんとの複数のトークセッションによって肉付けされました。三つの音楽大学で教鞭をとり、作曲家として国内外から数多くの賞を受賞している川島さんは、「私自身、現代音楽というものの枠組みと漠然とした定型に疑問を感じている」と語ります。川島さんは、以前から「ケージ的なるもの」に関する演奏家と批評家の矛盾を指摘しています。

Read More

rules

プロジェクトには3つのルールがあります。

1. 楽譜に忠実に

楽譜に書かれていることを無視したり、楽譜に書かれていないことをした時点で「カバー」や「アレンジ」になってしまいます。あくまで楽譜に忠実に。

2. 作者を考えない

「ケージはこういう風に演奏してほしかったに違いない」と決めつけません。楽譜だけを分析し、作者のことは考えません。.

3. ポップな曲に

以上の二つのルールを守り、なおかつ「ポップ」な楽曲になることを目指します。ポップな音楽とは何か、難解な音楽とは何か、それを決定するのは完成品を聴いたあなたたちが決めることです。

Tracklist

トラックリスト

cage out

(44.1 kHz / 96 kHz)

Track List

01 Branches + Song Books (Solo For Voice 8, 50, 84, 91)
02 Rozart Mix
03 Original Soundtrack From Documentary "cage out"

¥1,000(JPY)

Aug 12, 2017 On Sale
2017年8月12日 発売開始

mora (44.1 kHz / 96 kHz)

iTunes Store (44.1kHz)

Other Information

通常のサイトへ

Main Site

GO

Twitter - emaru

@emaru_macaroom

GO

Twitter - Asahi

@asahisism8

GO